
黒と白の魔術。線が語る、アール・ヌーヴォーの静かな衝撃。
オーブリー・ビアズリーのオリジナル版画が、
あなたの部屋に、小さな魔法をもたらします。
ビアズリーの魅力
わずか25年の短い生涯のなかで、
ビアズリーはオスカー・ワイルドの『サロメ』やアーサー王伝説など、
数々の物語世界を、黒と白の線だけで幻想的に描き出しました。
優雅にしなやかな女性たち、舞うように流れる衣装、装飾のように組み上げられた背景──
線のリズムと余白の魔術が、物語の空気をまるごと閉じ込めています。
色彩に満ちたアール・ヌーヴォーの時代にあって、
彼はモノクロームの世界で、静かに、そして鮮烈に咲いた一輪の花でした。

繊細な輪郭線

装飾としてのドレス

余白で語る物語
コレクターズ・ピースとしてのビアズリー
オリジナルのアンティーク版画。

《孔雀の裾》(『サロメ』より)
流れるような装飾線と幻想的なドレスの構図。
この一枚に、ビアズリーの美意識が凝縮されています。

《クライマックス》(『サロメ』より)
静けさと緊張が交錯する決定的瞬間。
黒と白だけで描かれた、永遠の余白。

《たまゆらのピエロ》
デカダンと遊び心が交錯する、夢幻の一場面。
繊細な線が描く静寂が、空間にほのかな詩情を添えます。

《ユダの接吻》
宗教と欲望が交錯する場面を、見事な構成で描いた傑作。
しずかに、しかし抗いがたく印象に残る一枚。

《アーサー王と唸る獣》『アーサー王の死』より
中世騎士物語を、線だけで幻想的に再構築した逸品。
ビアズリーが描く伝説は、どこか異界の香りを帯びています。

《ジークフリート》
幻想文学と象徴主義の交点に立つ、ワーグナー楽劇の挿絵。
神話世界に潜む毒と華が、鋭く描き出されています。
時を飾る。
あなたの壁が、美術館になる。
ギャラリーで出会う一枚が、
毎日を過ごす空間にあるということ。
静かな線と余白の美が、心の温度をすっと整えてくれる。
オーブリー・ビアズリーの作品には、
「飾る」以上の豊かさがあります。



100年前の印刷が、
ここまで美しく残っているという奇跡。
ビアズリーのオリジナル版画は、19世紀末〜20世紀初頭に刷られた貴重な印刷物です。
現代の複製とは異なり、紙の風合いや線のにじみまでもが作品の一部。
当ギャラリーでは、保存状態や紙質にこだわり、
一点ずつ丁寧に選定しております。
すでに世界中の美術館に収蔵されている同一作品も多く、
今後ますます入手が難しくなる作品群です。
どうぞ、あなただけの一点を、お手元に。
東京三田・札の辻に佇む、絵画と版画のための美術室へようこそ


1948年創業以来、リボリアンティークスは19世紀末〜20世紀初頭のアール・ヌーヴォーの西洋美術に焦点を当て、ビアズリーをはじめ、ロートレック、ミュシャ、スタンランなどの作品を取り扱ってまいりました。
「ギャラリー札の辻」では、落ち着いた環境のなかで、ビアズリーの版画作品をじっくりとご覧いただけます。
ご来訪は完全予約制となります。詳細や所蔵品のリストはオンラインでご確認ください。
所在地:東京都港区三田・札の辻
アクセス:JR田町駅・都営三田駅 徒歩圏
営業:予約制
余白に潜む、もうひとつのアール・ヌーヴォーを。
あなたの暮らしに迎えませんか?
飾ることで、部屋の空気が変わる。
見つめるたびに、感性が少し澄んでいく。
そんな美術品との関係を、ぜひ一度体験してください。
リボリアンティークスでは、ビアズリーのオリジナル版画を一点ずつご紹介しています。