パリでロートレックを見る!その2(過去記事2014年)

前回の記事でモンマルトルの中心テルトル広場につきました!

そして、テルトル広場はお土産屋さんや、そして何といっても似顔絵かきです。



こんな感じでみなさん書いてもらっています。

時間にもよりますが、この辺はカフェもたくさんあるので、昼食か一休み。アメリで有名なカフェはムーランルージュの近くなので、また今度。

しかし、少し足をのばせばルノワールの絵でも有名なムーラン・ドゥ・ラ・ギャレットが近くにあります。少しより道になりますが時間のある方や健脚の方にはお勧めです。

レストラン、ムーラン・ドゥ・ラ・ギャレットについてはモンマルトルのおすすめレストラン「ムーラン・ドゥ・ラ・ギャレット」に書いてあります。

では、そろそろル・シャノワールの開店の地に向かいます。

どんどん坂を南に降りていき、Rochechouart通りを目指します。

Rochechouart通りについたら左に曲がり、てくてく進むと、



Zoumという靴屋がでてきたら止まります。もしくは84の番地

ここがルドルフ・サリが作った、パリ最初のキャバレーともいわれる、ル・シャンワール跡地です。

扉の左には、



シャノワールの説明が! これはHistoire de Paris というパリの史跡案内板です。

サリはここにシャノワールを1881年にオープンしますが、いろいろと町の顔役などに疎まれ、1885年に移転をします。

それでは移転した先に向かってみましょう!

でも、その前にせっかくの通り道なので、ディボン・ジャポネの跡にも寄ってみたいと思います。

さあ、Rochechouart通りを西に5分ぐらい向かって歩いていると、Rue de Martyrsという通りが右手に出てきます。

すると


DIVANと書かれた建物が見えるはずです!これが、ディボン・ジャポネの跡地になります。

ここは現在でも DIVANという言葉は残っていて、DIVAN DU MONDEというコンサートやクラブになっています。

フランス語で、DIVANは東洋風な長椅子 ジャポネはもちろん日本。ちなみに現在のMONDEは世界という意味ですから、日本の長椅子から、世界の長椅子になったわけです。



 

参考までにこれがロートレックの絵です。残念ながら、現地に特に説明などはありませんでした。




さてさて、こんどは、この道をまっすぐ南下し、坂を下っていく感じです。

5分も歩くと、右手に Ru Victor Masse(ビクトル・マッセ通り)が出てきます。


この道に入り、少し進むと

12番地にルドルフ・サリの名が下にはキャバレー・シャ・ノワールとも書いてあります。




ここが、ル・シャノワール移転の地で、当時三階建てのキャバレーが1896年までありました。

では、いよいよゴールであるムーラン・ルージュに向かっていきます。

Ru Victor Masseをひたすら東に15分ぐらいあるくと


赤い風車が!!

映画でも有名なムーラン・ルージュ外観がとにかく有名ですが、実は中がとにかくすごいんです!!

ムーラン・ルージュとはムーランが「風車」、ルージュが「赤」を意味しています。建物にそのまんま赤い風車が乗っています。

この赤い風車をデザインしたのはアドルフ・ウィレット、シャノワールの看板やこの旅のスタートサクレクール寺院の前の広場の名前になった人です。

アドルフ・ウィレットについて知りたい方はこちらのブログを

アドルフ・レオン・ウィレット Adolphe Léon Willette 1857~1926

現在行われているジョーはフェリー(妖精)と呼ばれるレヴュー

1999年12月から上映されている人気の演目です。


ここが入口。

中にはショーを見る人しか入れませんが、ショーを見る機会があればぜひ中もご覧ください。

ちょっと中をご紹介




中に入ると-左手に~



ロートレックの絵が飾られ、ベルエポックのパリに浸れます。

左にかかっているのは、シェレ作のムーランルージュ

このポスターはムーランルージュがオープンしたときのポスターで、

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ロートレックがシェレのポスターをみている写真が残っています。

一応、今回でパリでロートレックを見る!は、最終回です。このブログに書こうと思い、いろいろと、写真をとったり、ムーランルージュを観たりしてきましたが、
まさか、ムーランルージュの舞台に上がることになるとは思ってもいませんでした。。
ふー、緊張しましたが、けっこう感動しました。

また番外編で、お土産屋らほかのスポットも書いていきたいとお待っていますが、

話変わって、ニューヨークのMOMA美術館でロートレック展をやっています。パリの友人たちにもぜひ見てきた方がいいといわれてます、が、パリからニューヨークは近いかもしれないが、東京からは遠い!!

でも機会を見つけてぜひ行ってみたいと思います!!・・・来年の3月で終了しちゃうのでそれまでに。

>美術画廊「リボリアンティークス」

美術画廊「リボリアンティークス」

19世紀の絵画・版画・リトグラフなどアール・ヌーヴォーやアールデコの作品を多数扱っております、JR田町・都営三田駅徒歩4分、札ノ辻交差点角

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