今回、5月から6月にかけてフランスに買付と研修のため行きましたが、今年2018年はなんと日仏交流160周年という記念すべき年でもあります。なのでギメ美術館では大名展(だいみょう)、そしてモネのスイレンで有名なジヴェルニーの印象派美術館では「ジャポニスムと印象派展」が開催されました。日本ではジャポニズムという人が多いですがフランス語では「ジャポニスム」となります。
写真はジヴェルニーの駅に広告された印象派美術館「ジャポニスムと印象派展」
ジヴェルニーはパリのサン・ラザール駅から電車SNCFで約一時間、ヴェルノン駅からさらにバスで10分ほど乗り継いだ場所にあります。
10時18分発のルーアン行がヴェルノン・ジヴェルニーに停車します。そこからバスに乗りますが、このバスは電車の発着にあわせていますので乗り過ごす心配はありませんがとても混雑します。早く乗らないととても座れず、日本の通勤ラッシュ並みにギュウギュウになります。歩いても1時間かからないぐらいなので天気のいい日はお散歩もおすすめです。
ジヴェルニーにつくと皆、モネの庭園か印象派美術館に向かうのでついていきます。
我々は先に印象派美術館に、道中案内の看板があるので迷うことはないと思います。
印象派美術の外観
展覧会の入り口。
ところでなぜ印象派美術館でジャポニスムが開催されていいるかというと、印象派の誕生に日本文化「ジャポニスム」が強く関わっていると言われています、その中でも近年日本でも人気が高い葛飾北斎の作品が印象派に影響を強く与えたそうです。北斎の作品も印象派美術館にて飾られていました。
ここでは、ロートレックやボナールなどリトグラフのポスターは、「印象派版画」として展示されていました。
1890年にパリで開催された「日本の巨匠展」、描かれている女性は歌川国芳の絵
この作品は見れてとてもよかった、マネの描いたネコ
その他にも歌麿や
上記のネコを描いたマネによるエミール・ゾラの肖像
そしてジヴェルニーのメインでもあるクロード・モネのスイレン
さて、印象派美術館を見学した後は、せっかくなのでモネの庭園へ
しかし、印象派美術館を出ると突然の豪雨!!今回のフランスは天気がとても不安定でエッフェル塔に雷が落ちたり、地下鉄が浸水したりしていました。
右手の人だかりがモネの家と庭園の入り口です。
モネの家、この中も見学できます。
そして、庭園へ
時期的にスイレンの花も咲いておりとても綺麗でした。
庭園を見学後は、少し歩きモネのお墓へ
モネのお墓
この後、バス乗り場に戻ってもいいですが、実は教会の前の道をまっすぐ歩くとヴェルノンに着きます。
雨も上がったので、今回はヴェルノンまで歩いて帰りました。そのことについては次回にも、ピエール・ボナールが風景を描いた場所や、ヴェルノンではお祭りが行われていました。