概要
シャーロック・ホームズが犯人をおびき出す際に用いた暗号が描かれたページ
![踊る人形の暗号 ストランドマガジン1903年12月号](https://rivoli-antiques.com/wp-content/uploads/2022/11/danmen.jpg)
1903年10月からストランドマガジンで連載されたコナン・ドイルの『シャーロック・ホームズの帰還』、「踊る人形」はその『シャーロック・ホームズの帰還』の3作目にあたり12月に連載されました。
まるで踊っているかのような人形の暗号をホームズが解読し逆にその暗号を使用して犯人をおびき出すこの話はシャーロック・ホームズの作品の中でも人気が高い作品になります。
「踊る人形」は全16ページからなり、シドニー・パジェットの挿絵が7点、踊る人形の暗号が9点、その内ホームズが暗号解読の際に説明として人形の暗号が3点掲載されていて、実際に登場する暗号は下記の6点になります。
踊る人形暗号一覧
![踊る人形暗号一覧 リボリアンティークス作成](https://rivoli-antiques.com/wp-content/uploads/2022/11/dancingmen.jpg)
この画像は、1903年のストランド・マガジンから直接スキャンをしてまとめてありますので、おそらく皆さんがご覧になったことのある踊る人形の暗号とは異なっています。
それでは各暗号の意味と和訳を紹介していきます。
![最初の踊る人形の暗号](https://rivoli-antiques.com/wp-content/uploads/2022/11/danmen1.jpg)
まずは依頼者であるヒルトン・キュビットがホームズに最初に見せた暗号になります。
![2つ目の踊る人形](https://rivoli-antiques.com/wp-content/uploads/2022/11/danmen2.jpg)
2週間後にまた描かれていた暗号
![3つ目の暗号](https://rivoli-antiques.com/wp-content/uploads/2022/11/danmen3.jpg)
犯人ではなく依頼者の妻エルシーが描いた暗号
![4つめの暗号](https://rivoli-antiques.com/wp-content/uploads/2022/11/danmen4.jpg)
ヒルトン・キュビットがホームズと別れた2日後に描かれた暗号
![5つめの暗号(ホームズ作)](https://rivoli-antiques.com/wp-content/uploads/2022/11/danmen5.jpg)
ホームズが犯人をおびき出すために描いた暗号
このように暗号の1,2,4は犯人であるエイブ・スレーニーが描き、その返事である3はヒルトン・キュビットの妻エルシーが、そして最後はホームズが暗号を解読し逆に犯人をおびき出すために描いたのが5になります。
その他の挿絵や暗号がどのようにページに配置されているか興味がありましたら、下記のサイトもご覧ください。リボリアンティークスでは、ホームズの挿絵も色々と取り扱っております。